占い師の仕事情報③

占い師の話③

気になった占い師募集に応募して5年。占い師として活躍してきた中で印象的だったご相談があります。
占いのお仕事をしていると、親子関係の問題を投げかけられるときがあります。
そのものもズバリ「母との関係性」を聞かれることもありますが、家族的な悩みの中の繋がりでのご相談も多いです。
家族間での悩みは早期解決が難しく、何かをすれば劇的に変化することは無く、日々の行動や考え方を自分自身が変化していくしかありません。
身近な家族ですので、どうしても自分の主張をはっきりと反対されてしまったりしますので、相手(家族)の考え方が悪いと感じてしまう方が多いようです。理解されていないと感じてしまうこともあるようです。
また一方で理解されない寂しさを同時に感じてしまい、気持ちに影を持つことがあるようです。
近くにいる分、話をしたり合う機会が多いので、気持ちのリセットをする時間が持てないことも原因の1つだと感じています。

様々な家族関係中でも、今回は特に夫との関係で不満を抱いている奥様のご相談です。
「夫の行動が理解できない」この方は40代で結婚されており、2人の女児のお母さんでもあります。
占いでのご相談を何度か申し込まれていた方です。

ご相談内容はご主人の少し変わった趣味に共感できなくて何とかやめさせることは出来なのか?を模索されている方でした。
ご主人は収集癖がある方なのです。私の見解はその収集で大金を使うのでもないため、致し方ないと思われたのですが、実際に状況を見れば占い師さんの考えも変わりますから!と力説され、実際にお部屋の写真を見せていただきました。
その写真を見たところ、確かに、問題もあることも理解できましたが、それよりも生活スペースの侵略が大きなテーマでした。
収集癖がある方は、何かを埋める物求めている場合があります。これは育った環境なのか?前世的な事柄か?このご主人は両方でしたので、理解を促しました。

ご主人がご相談に参加してくださるとより深く鑑定が出来たのですが・・・そのようなお話もありましたが、結局ご主人とのお話はできませんでした。
ご主人とお話を出来なかった理由は・・・憶測も入りますが、自分の趣味が行き過ぎていることを理解していて、そのことを家族以外の人から指摘されてしまうことが嫌だったと思います。ご自身が家族に対して少し迷惑をかけていることを認識している方なのだと。
そういう方はきちんと自覚ができている方なので、しっかりと話し合うことで解決に向かっていくこともあります。ただ一方的にやめてほしいと否定してはご主人も気分を害されてしまうでしょうから、丁寧にお互いの話を聞きながら妥協点を見つけていくようにお話しました。